VFCでは初となるAKガスブロが遂に発売される!最初のモデルはAK74M
2023年に開催された台湾のエアソフト見本市「MOAエキシビション」で発表され話題となった VFC AK74M ガスブロ が、遂に発売間近となりました!代理店情報では2024年10月に入荷予定となっており、到着が待たれます!
これまでVFCは、AKを電動ガンでしかリリースしていません。VFCでは初のAKガスブロとなりますが、外装も内部パーツもスチールを多用しているとのことで大きな期待が寄せられています。発売に先んじて、仕様やメーカー公式の製品画像が公開されましたので、この記事でご紹介していきたいと思います。
VFC AK74M ガスブロ の概要
「AK74M」と紹介しておりますが、正式な製品名は「AV74M」となります。大人の事情というやつですね(笑)
プロトタイプでは外装に使われる金属パーツはそのほとんどをスチール製としており、MOA 2023でも各パーツに磁石をくっつけた展示がされていました。まだ確定とは言えないものの、VFC自ら強調するセールスポイントですし、製品版で仕様が覆る可能性は低いと思われますので期待が膨らみます。
レシーバーは塗装によって梨地に仕上がり、流石はVFCらしい美しさ。ここを再現できているメーカーは少ないので貴重です!また、実物のハンドガードやグリップに交換が可能なリアルサイズ・リアル固定仕様を実現しているようです。
内部にはCNC成形のスチールボルトキャリアが収まり、ピストンロッドも再現。ブローバックエンジンは内径22mmのロングストロークシリンダーで、数値からも安定した動作が伺えます。ストローク可変式とのことですが、これはブローバック時にボルトキャリアを受け止めるレシーバー側のクッションにバッファーを脱着できる機能のようです。
フロントサイトとリアサイトの作り込みも中々のものです。
AK74Mの特長の1つである樹脂製の折り畳み式ストックは、ディテールはもちろん、スリングスイベルの留め具や製造工場を示すマーキング?も再現。レシーバーにはストック固定ラッチがあるため、折り畳み時もしっかりとホールド。
細かいところではハンマーにツイストワイヤースプリングが使われており、こんな見えないところにまで拘りが…。AK好きを唸らせる仕掛けがあちらこちらに隠されています。内部構造もかなり実物を意識しているとのことですが、ファイヤーコントロールパーツもスチールとなるようです。
弾道性能の肝となるチャンバーはロータリー式のホップ調整機構となり、とても操作しやすそう。ネジ2本のみでアッセンブリーを簡単に脱着できるとのこと。
マガジンは軽量なアルミダイキャスト製。マガジンのディテールまで抜かりないですが、ダイキャストとしたのはガスの気化など使い勝手を考慮してのことでしょう。ナイス判断だと思います。
詳しい方によれば、全体的に見るとリベットや刻印、光学マウントは色んな年式が混じってしまっているようですが、それぞれどのロットなのかが識別できるほど忠実に特徴を捉えているとのこと。各パーツの再現性という点では、AKガスブロ史上最も完成度が高いと注目を集めています。
そのほか、メーカー発表による仕様は以下の通りです。
VFC AV74M GBBR(JP Ver.)
型番:VF2J-AK74M-BK81
全長:705/943mm
重量:2,896g
装弾数:42発
ファンクション:SEMI/FULL AUTO GBB
パワーソース:HFC134aガス
・金属製レシーバー採用
・CNCスチールボルトキャリア(ストローク可変式)
・ロングストローク22mm径シリンダー
・耐久性に優れたスチールノッカーシステム
・PSO-1やNSPUなどの光学装置が装備可能なワルシャワマウント規格
・空撃ちモード付き軽量アルミ製マガジン(ガス容量107cc)
・シリアルナンバー付
メーカー希望小売価格:88,800円(税抜)
VFC AK74M ガスブロ スペアマガジン
型番:VF9J-MAG-AK74G40-BK01
・軽量アルミ製
・空撃ちモード付き
・ガス容量107cc
メーカー希望小売価格:8,200円(税抜)
AK74Mとは?
ここで、実銃のAK74Mについても簡単に解説しておきましょう。
ベースとなるAK74は、5.45×39mm弾を使用する1974年式のカラシニコフ自動小銃。これを近代化し、用途別に分かれていたAK74のバリエーションモデルを1つに統合する目的で設計されたのがAK74Mです。1991年から配備予定だったものの、この時期は歴史的なソ連崩壊と重なり、制式採用は1995年まで見送られてからとなりました。
1つのモデルで多種のバリエーションに対応するため、固定ストックのようなデザインでありながら折り畳み機構を備え、光学装置を取り付けるドブテイルマウントも標準装備しています。
ハンドガードとグリップはAK74後期型から採用されている樹脂製のものと同じデザインですが、ストックと併せカラーはブラックに変更。木製ハンドガードから変更された後もこげ茶系の色で何となく初期のAKらしさを残していたAK74ですが、AK74Mは一気に現代的なイメージへと変換したターニングポイントと言えるでしょう。
またAK74Mは、NATO弾仕様や7.62mm弾仕様の輸出モデルであるAK100シリーズのベースにもなり、多くの派生モデルを持っていると捉えることもできます。後継モデルの不備や試作モデルの不採用が続いたためAK74Mは2011年まで調達が続けられますが、AK-12の登場以降もアップグレードキットで改修されたAK74Mが存続しているようで、息の長い制式ライフルとなっています。
VFC AK74M ガスブロ の入荷について
ORGA AIRSOFTでは新製品 VFC AK74M ガスブロ を発売と同時に入荷・販売予定ですが、確保できる本数が確定しないため予約については現在未定となっております。X(Twitter)にて最新情報や入荷のお知らせをしますので、購入をご検討中の方はフォローをお願い致します!